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2014年9月

2014年9月11日 (木)

都心の景観に思うこと 

東京駅は往古の姿を取り戻しはしたが、辺りを見回せば、低層で、収容効率の悪い古い建物は次々に取り壊され、気がつけば空を見上げる様なビルが建っている。その姿はどれも凡庸で、日本の有名メーカーの車のデザインとイメージが重なる。経済効率ばかり追求してゆくと、その街に長く生活する人々の感性など振り返ることもなく、無機質で無愛想な景色だけが広がってゆくのだろうか。

幼い頃に住んでいた東京都心は、いまよりももっと面白い形の建物があり、町の景色も楽しく、豊かであったように思う。当時既に戦後十余年が経過し、私の通っていた幼稚園には丹下健三の近未来的な教会が立ち上がり、高速道路が蹂躙し始め、町の景色が変わり始めた頃でもあった、、、。

Cathedorale 当時、この教会の付属幼稚園に通っていた。

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