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都内の由緒あるお寺に設置されていた看板の修復。長い間風雨にさらされ、汚れも相当なものだった。処置は害虫駆除のうえ、積もったほこりを丁寧に、徹底的に取り払い、さらに薄い和紙と高度に濾過した水を使って湿布の要領で板の表面の汚れを吸収する。この看板は幅が3m余り、重量も50キロ近くあって移動には結構難儀する。
洗浄液は木材の深層に及ばない様に粘性を持たせ、和紙に含ませて利用する。
洗浄液によって溶け出した汚れは湿布した和紙に吸い取られる。