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2013年7月 4日 (木)

はさんで守る

痛んだり、脆くなって取り扱いが難しい資料の利用、保管方法としてエンキャプシュレーションというものがある。"encapsulate"とは『カプセルに包む』とか、『大切に保護する』という意味で、具体的には不活性(長期的に化学変化が生じない安定した素材)な透明フィルムで対象を挟んでしまうもの。フィルムは周囲を熱癒着させたり、接着して袋状にし、資料自体には接着剤させないので、いつでも安全に取り出すことが可能となり、利用時にはこのフィルムに被覆されたまま本体に直接触れることなく、安全に取り扱うこともできる。例えば、表裏に印刷やイメージなどあって両面を鑑賞したい場合にも便利。

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◎エンキャプシュレーションした資料をマット装幀すれば展示にも便利。このまま額装幀することもできる。

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