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2011年8月11日 (木)

お盆の行事?

書画を表装(表具)したり、表装された書画を修理する際に欠かせないのが仮張り【かりばり】という乾燥板。裏打ちした書画や表装布地をここへ固定して乾燥させる。1〜2年も放っておくと、固定に利用していたのりしろの紙がどんどんと張り付き、仮張りの表面に凹凸も生じるし、作業に支障も出て来るので適当に取り除く。

『仮張り』とは、簡単に襖(ただし伝統的製法によるもの)の様に、角材を格子状に組んだものを下骨(構造材)として、表裏に和紙を貼り重ねたパネル。表面に渋柿を発行させた塗料柿渋を塗布する。裏打ちして濡れた状態の表装織物や作品の周囲をこの仮張りに張り付けて固定し、乾燥させる道具。

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◎写真左は掃除した後の様子。


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