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2011年5月25日 (水)

新鮮な消しゴム

版画や歴史資料など、汚れた紙の表面を清掃するために粉状の消しゴムを使う。既製品もあって、すぐに使えて便利だが、私の工房では必要に応じて既成の消しゴムを加工して利用している。いつも利用しているのは STAEDTLER の消しゴムで、これをフードプロセッサーを使って細かく粉にする。粉にした消しゴムはクリーニングしたい部分に適当に撒き、この上から指の腹で軽くなでるようにすると、表面の汚れが消しゴムに付着してくる。細かく挽いた消しゴムは表面積が大きくなるので(外気に触れる面積が大きくなる)それなりに劣化も早くなる。フレッシュな消しゴムは粘着力も高く、汚れもとれやすい。

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