フォト
無料ブログはココログ

スポーツ

2010年11月29日 (月)

野球と酸性紙の関係

ロージンバッグ(正式にはロジンバッグと呼ぶ)というのをご存知だろうか。野球好きの方ならすぐにピンとくると思うが、ピッチャーが滑り止めのために手にはたく粉が入っている袋のことである。中身は炭酸マグネシウムの粉末と松脂。松脂のことを英語で【rosin】というのでこの名がついたようだ(でも実際松脂は総量の15%程度しか入っていない)。松脂は言うまでもなく松の木から抽出された樹液のことで、これが化石になったものは琥珀【こはく】。
このロジンは、1850年頃から紙の滲み止めとして、それまで使われてきた膠(こちらは動物の骨や皮から煮出したコラーゲン)に取って代わり使われるようになった。ロジンはいったん苛性ソーダなどに溶かして紙料と混ぜ、硫酸アルミニウム(硫酸バンド)を加えることで紙にしっかりと定着するが、ここで含まれた硫酸成分のおかげで紙は酸性となる。紙は酸に弱く、酸は経年とともに紙繊維の結合を緩ませ、破壊へと導く。日本では問題視され始めた1980年代以降、中性紙の生産、利用を積極的にはじめたが、これまでにつくられた酸性紙、酸性紙でつくられた書籍の類いは膨大な量。今も大きな問題となっている。

2008年12月26日 (金)

体感することの楽しさ

巷で流行のNintendo Wii 。我が家でも少し前に子供にせがまれて購入した。このゲームの面白さは、なんといっても身体を使うこと。端末機を持ったまま、モニターに釘付けになってピコピコと操作ボタンを押し続けるのとは違って、端末を振ってバットやゴルフクラブの代わりに使ったり、左右に持ってはマラカスやビブラフォンなど楽器にも変身(もちろん実際には変わらないが)する。体重計の様な端末機に乗れば、スキーやスノーボードとしてバーチャルなウインタースポーツが出来ると言った寸法。このゲーム、なかなか良く出来ていて、スキー操作に必要な体重移動を上手にプログラムし、うまく再現してあると思う。きっと、相当な経験者が開発、プログラムに参加しているのだろう。けれど、経験者にしてみれば、やはりなんだか物足りなくてすぐに飽きてしまう。高速で滑走した時のあのスピード感、足裏から伝わる振動や重力感も全くなく、なにしろ、私の大好きな雪山の空気、あの爽快感はもちろんない(そりゃあたりまえ!)。
2002年の9月まで千葉県の船橋市に『ザウス』という室内スキー場があった。開業間もない頃、夏の盛りに一度だけ、スキー好きの友人と遊びに行った。そこは巨大な冷凍倉庫を滑り台にした様な施設で、外界からは完全に閉ざされた世界。確かにスキーは出来るのだが、2〜3回滑ったらもう飽きてしまって、ずいぶんと遠いところまでつまらない思いをしに行ったものだと記憶している。
スキーはやっぱり冬のスポーツ。冬の到来と雪を待ってまたさらに楽しいもの。待つ間の楽しさも体感できないバーチャルゲームかと思う。
ホームゲレンデにしているスキー場から雪の便りが届いた。ワクワクする今日この頃。

街はクリスマスからお正月の装いへ
皆様どうぞ良いお年を。